NESTA-PFT(ネスタ)とはどんな資格?試験内容や難易度などを解説

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  • 「NESTA-PFTとはどんな資格?」
  • 「ネスタの資格を取りたいけど勉強の仕方がわからない」

はじめてNESTA-PFTの勉強をするとき、勉強する範囲が幅広く、未経験でも資格取得できるのか不安になってしまう人は多いです。

本記事では、NESTA-PFTがどんな資格なのか、そして、未経験でも資格取得する勉強方法までまとめて解説します。

  • 著者はトレーナーの資格取得実績あり
  • トレーナーの資格情報に精通
  • 公式サイトから情報を引用

この記事を読めば、NESTA-PFTの概要はもちろん、その特徴、メリットについて理解を深めることができます。

【結論】

  • NESTAはビジネススキルやスペシャリスト資格を取れるのが特徴
  • トレーナー経験者はNESTAの主催するセミナー
  • 未経験者はNESTA認定アカデミーがおすすめ

【この記事の次によく読まれている記事】NESTAを最安値で取れるラスタイルアカデミーの評判

 

NESTA-PFTとはどんな資格なのか

NESTA-PFTは、健康・体力・心身の状態を改善・向上をサポートする知識技術を証明する資格です。

資格を認定しているのは、世界20カ国で資格認定を行っているNESTA(全米エクササイズ&スポートトレーナー協会)です。

NESTA-PFTは、NSCAやJATIなどの他のトレーナーの資格と比べ、パーソナルトレーナーの専門知識やビジネススキルに特化した資格です。

特定のクライアントに特化したスペシャリスト資格

また、NESTAには合計28種類の「スペシャリスト資格」があります。

特定のクライアントへ特化した指導や細かいニーズに対応できるような資格です。

2日間、計16時間の講習を受講した後、それぞれの認定試験に合格すると取得ができます。

  1. HIITスペシャリスト
  2. ボディメイキング スペシャリスト
  3. モビリティアナリスト
  4. ファンクショナルアナトミー スペシャリスト
  5. キッズコーディネーション トレーナー
  6. キッズハイパフォーマンス スペシャリスト
  7. キッズカーディオ&ウェイト トレーナー
  8. ダイエット&ビューティー スペシャリスト
  9. ウェイトマネジメント スペシャリスト
  10. シニアフィットネス トレーナー
  11. ウィメン45+スペシャリスト
  12. スポーツパフォーマンス スペシャリスト
  13. カーディオフィットネス トレーナー
  14. ゴルフコンディショニング スペシャリスト
  15. スイミングコンディショニングスペシャリスト
  16. テニスコンディショニング スペシャリスト
  17. フィットネスニュートリ ションスペシャリスト
  18. パワーサプリメント スペシャリスト
  19. ストレスリリーフ スペシャリスト
  20. バックペインリリーフ スペシャリスト
  21. 糖尿病予防スペシャリスト
  22. ファイヤーレスキューコンディショニングスペシャリスト
  23. ミリタリーコンディショ ニングスペシャリスト
  24. ポリスワークアウト スペシャリスト
  25. クラブマネジメント スペシャリスト
  26. スリープサイエンス スペシャリスト
  27. フィットネスセールスディレクター
  28. 要支援者認定 トレーナー

これらは、NESTA-PFTとは別の資格群となるため、個別に取得することが可能です。

NESTA-PFTを取得後であれば、資格更新時に必要な単位をスペシャリスト資格の取得でまかなうこともできます。

NESTA-PFTと合わせて取得することでトレーナーとしての知識をより深めることができるようになります。

結果、多様化したニーズを持つクライアントの信頼を掴むことができます。

 

NESTA-PFT取得のメリット

NESTA-PFTの資格取得するメリットは以下になります。

  • コミュニケーション・ビジネススキルが学べる
  • トレーナーとして自信がつく
  • 資格取得後のフォローが手厚い

コミュニケーション・ビジネススキルが学べる

NESTA-PFTでは、自分を売り込むためのビジネススキルが学べます。

パーソナルトレーナーは、クライアント一人ひとりに最適なトレーニング方法の提案や食事指導を行う仕事。

クライアントとのコミュニケーション無しでは仕事はできません。

また、仕事を獲得するためには、クライアントから選ばれる存在でなくてはなりません。

トレーナーとしての知識に加えて、コミュニケーション・ビジネススキルまで習得できるのはNESTA-PFTならではです。

 

NESTAでは、トレーニング指導ができるトレーナーを目指すのではなく「売れるトレーナー」を目指しています。

世界20カ国で資格認定されているため、海外で働く際も通用する資格です。

トレーナーとして自信がつく

NESTA-PFTでは科学的根拠に基づいた正しいトレーニング指導の知識を身に付けることができます。

トレーニングが好きな方の大半は、独学で知識を身につけている方です。

ただ、パーソナルトレーナーとして活躍するには、正しいトレーニング知識を学ぶ必要があります。

例えば、半年間で無理なく10キロ痩せたいと望むクライアントの場合、期間も考慮に入れつつ、無理のない減量プランが必要になります。

科学的根拠に裏付けされているプランだからこそ、トレーナーとして自信を持って指導することができるのです。

 

資格取得後のフォローが手厚い

 

NESTA-PFTに合格すると、以下のような会員限定制度(年会費13,200円)が利用できます。

  • 損害賠償責任保険付帯(1事故最大1億円)
  • NESTAスペシャリスト資格受講料4,000円off
  • トレーナーズアライアンス有料コンテンツ「INDEX」が見放題
  • NESTA主催のセミナー受講料10%off
  • NESTAロゴ入りTシャツ
  • NESTA会員限定物販制度

NESTA会員制度

こうした制度があるため、独立や開業したい方にもおすすめの資格です。

 

NESTA-PFT取得のデメリット

 

NESTA-PFTのデメリットは、受験料が高いことです。

試験を受けるだけでも72,500円かかります。

NESTA PFT認定試験の料金は下記の通り。

項目 金額(税込) 備考
教材費 ¥13,600 送料込み(1回分)
事前講習受講料 ¥15,000 8時間
認定試験受験料 ¥7,500 送料込み(1回分)
受験登録
合格後資格登録料
¥36,400 再受験有効期間:1年
合格登録期間:4年
合計 ¥72,500 送料込み(1回分)

もし、試験に落ちてしまった場合、初回受験から1年間は10,000円で再受験ができます。

試験前の事前講習を受講する場合は15,000円の受講料が別途発生します。

他のパーソナルトレーナーの資格と比べてもお金がかかり資格と言えます。

NESTA PFTに向いている人

NESTA-PFTに向いているのは、下記に当てはまる人です。

  • パーソナルトレーナーとして就職したい人??
  • 独立・開業したい人
  • 特定分野において知識を深めたい人
  • 海外でトレーナーとして活躍したい人

 

パーソナルトレーナーに資格はいらない!ただしデメリットあり」の通り、パーソナルトレーナーとして、活動することに特別な資格は必要ありません。

未経験でも就職できるジムもあります。

ただ、資格を持っていることは技能の証明になり、それは就職のしやすさに直結します。

 

また、独立・開業を目指す人にもおすすめです。

独立・開業するには自分でクライアントを集客しなければなりません。

NESTA-PFTは、ビジネススキルも学べるため、ビジネス面をおろそかにしてきた人にもおすすめです。

 

特定分野において知識を深めたい人

 

NESTA-PFTの資格の受験条件と取得方法

 

NESTA-PFTを受験するには以下の必須要件と該当要件があります。

必須要件
1~4すべてを満たすこと
該当要件
1つ以上の項目を満たすこと
  1. NESTA JAPANからPFTテキストを購入済みである
  2. CPR・AEDの技能を習得・保持している
    (定期的にトレーニングを積んでいる)
  3. 日本国籍または、日本での就労可能な在留資格を有する者
  4. 満18歳以上で、高等学校卒業以上の者、高等学校卒業程度認定資格試験合格者、またはNESTAが認定する教育カリキュラム修了者
  • 1年以上のパーソナルトレーナー・インストラクターなどの実務経験がある
  • 1年以上の運動部指導、フィットネス企業勤務経験がある
  • 体育系または、医療系の大学・専門学校を卒業している
  • NESTAの認定する養成講座、養成コース(認定校・認定アカデミー含む)を受講済みである

 

右側の該当要件について、まったくのゼロから未経験者がNESTA-PFTを目指す場合は、以下の2パターンです。

  1. 養成講座を受講する
  2. NESTA認定スクール(アカデミー)に通う

 

心肺蘇生法やAEDの講習は、MFA、IEMAでの講習を推奨しています。

講習後の証明書は提出する必要はありません。

しかし、トレーナーを目指す以上、心肺蘇生法やAEDの講習は一度は受講すべきです。

 

NESTA-PFTには3つのコースがある

NESTA PFTを受ける方法は3つあります。

コース
ダイレクトコース 講座を受けない
WEBコース 通信教育の養成講座
ゼミコース 短期集中型の養成講座

講座を受けない「ダイレクトコース」

ダイレクトコースは、直接試験を受けるコースです。

トレーナー経験がある人やスポーツの指導経験がある人におすすめです。

 

費用は72,500円。

試験1日目の事前講習をパスして直接試験を受けることもできます。

しかし、勉強内容の復習のため、また、合格率を上げるため、できるだけ参加してのがおすすめです。

 

通信教育の養成講座「WEBコース」

普段まとまった時間が取れない人やゼミコースの場所にいけない人におすすめのコースです。

費用は107,500円です。

WEBコースでは、章ごとに20問くらいの問題がメールで送られます。

答えを送り返すと担当講師から添削された問題が返ってきます。

全14章が終わり、試験前日の事前講習を受けた後、本試験になります。

短期集中型の養成講座「ゼミコース」

ゼミコースは、実際に授業を受けるコースです。授業には2つのタイプがあります。

コース 時間 費用
ショートコース 16時間(2日間) 120,500円
ロングコース 32時間(4日間) 168,500円

ショートコースは、運動生理学・機能解剖学・生体力学を学んでいる人にオススメのコースです。

ロングコースは、未経験~経験の浅い人はもちろん、運動生理学・機能解剖学・生体力学を一度も学んだことがない人にオススメのコースです。

 

NESTA-PFTの合格率は50〜60%

NESTA-PFTの合格率は50〜60%です。

認定試験の出題数は全125問。

筆記試験が2時間あり、正答率80%以上で合格です。

 

試験内容は4つの選択肢から選ぶ選択方式です。

講座をしっかり勉強すれば決して難しい資格ではありません。

マーク式のため、解答順がずれないように落ち着いて問題を解きましょう。

 

 

NESTA-PFTの勉強につかうテキストと問題集

NESTA-PFTの勉強につかうテキストと問題集について紹介します。

NESTA-PFTのテキストの内容

 

商品コード NESTA PFT TEXT
販売価格(税込) 13,600円
ページ数 472ページ
章数 全14章
サイズ A4サイズ

NESTA公式ホームページで販売しているNESTA PFTは、13,600円と高額です。

テキスト内容は全14章に分かれており、ページ数は470ページにもなります。

 

NESTAのテキストの特性として、日本版のテキストは、英語版を和訳したものです。

直訳に近いため、文章の表現が硬く、普段使わない単語が出てきたりと、少し読みづらいです。

このため、テキストを読むだけでなく、以下のようなアプローチを取るべきです。

  • ビジュアルに目を通す
  • 実際に身体を動かす
  • 単語の意味を調べる

 

NESTA-PFTのテキストは公式から買うべき

NESTA-PFTのテキストは公式サイトから購入しましょう。

メルカリやヤフオクなどのフリマサイトにも中古のテキストが安く売られています。

しかし、NESTAの受験資格には以下が明記されています。

■NESTA JAPAN(あるいは医学映像教育センター)からPFTテキストを購入済みである
※他サイトからの購入、他人からの譲渡では受験できませんのでご注意ください。

資格が無効になってしまわないためにも公式ホームページから買うようにしましょう。

 

NESTA-PFTの問題集の内容

 

商品コード NESTA PFT WORKOUT BOOK_NEW TEXT
販売価格(税込) 14,000円
ページ数 80ページ
章数 全4章
構成 問題編と解答編の2冊セット

NESTAの問題集の内容は、問題集と解答集がセットになって14,000円です。

問題集は80ページで、各章4問ずつ程度のボリュームですので、物足りないと感じる方も多いようです。

 

未経験でもNESTA-PFTに合格する勉強法

 

NESTA-PFTの公式問題集はボリュームが少ないとお伝えしましたが、問題集のみを使ってNESTA-PFTに合格した人も少なからずいます。

 

未経験でもNESTA-PFTの問題集を中心に対策し、資格取得した人の勉強法を紹介します。

 

問題集から苦手分野の傾向を掴む

まず、まったく知識がない状態で問題集を解いてみましょう。

知識がない状態で勉強することであなたにとっての苦手分野を把握できるのはもちろん、「NESTAの出題傾向」が分かるようになります。

 

間違えたところはテキストを見返し、復習。

再び問題集を解くを繰り返すことで、時間が少ない社会人でも効率的に勉強できます。

 

ただ、問題集は何度も使っていると答えを覚えてしまい、勉強になりません。

フリマサイトでもNESTAの過去問が販売されています。

内容や質は吟味する必要がありますが、こうした非公式の問題集を使うことでも勉強のマンネリ化を防げます。

NESTAのコースを受講した後は復習し問題集を解く

ゼミコースやWEBコースなどNESTAの授業を受けた後は復習をしましょう。

時間を置いて、何度も復習することで苦手分野を克服することができます。

1913年に心理学者のP・B・バラード博士とウィリアムズ氏が発表した論文でも「一気に集中する勉強よりも、時間を空けて勉強をする方が、記憶の定着率が高い」ということがわかっています。

時間を空けて、問題集を解くと自分の知識の定着具合もわかります。

間違った場合はテキストを読み込んで、さらに理解を深めましょう。

 

未経験者はNESTAの認定校に通った方が合格率が高い

NESTA養成講座は、ある程度知識を身に付けている方が対象です。

このため、まったくの未経験からNESTA PFT認定を取得したい人は、NESTAの認定を受けているトレーナースクールに通うことを推奨します。

 

NESTA認定の特徴は、NETSA PFTを取得している現役トレーナーから直接授業を受けられること。

実践形式の授業を受けることで、授業で習ったことをすぐに実行できます。

このため、NESTAの取得はもちろん、就職先でも即戦力として活躍できます。

さらに、認定校は就職サポートがあるのも未経験者には非常に心強いです。

 

未経験者におすすめのNESTA認定アカデミーを3つ紹介します。

 

NESTA認定アカデミー:ASPトレーナースクール

ASPトレーナースクールでは、生徒とトレーナーのマンツーマンで学習していきます。

2ヶ月でNESTA PFTの資格を取得できるのは全スクール中最速。

パーソナルトレーナーとしていちはやくデビューしたい方に特ににおすすめです。

カリキュラム内容は、生理学や機能解剖学などのほかにも、栄養学やトレーニング実技があります。

「ベーシックコース」が基本ですが、スポーツ選手や独立を視野に考えている人向けに「アドバンスコース」「マスターコース」もあります。

 

詳しくは、「最短2ヶ月でトレーナーデビュー:ASPトレーナースクールの評判」をご覧ください。

NESTA認定アカデミー:ラスタイルアカデミー

ラスタイルアカデミーでは生徒最大4人までの少人数グループやマンツーマンで学習するコースがあります。

最大の特徴は、金額面。

トレーナースクールの中では最安値です。

だからと言って、質が低いことはありません。

年収3,000万円を超えているトレーナーから直接学べるので、極めてコスパは高いです。

 

また、扱う資格がNESTAのみですので、NESTA-PFT取得に特化した講義を受けられます。

半年間授業があるため、苦手科目がある場合でも時間をかけて弱点克服が可能。

さらに、NESTAの受験費用も負担してくれます。

 

授業は18時以降・土日も行っており、普段働いている人も通いやすいです。

「資格取得後、パーソナルトレーナーとして就職できるか不安……」と思う人におすすめです。

詳しくは、「NESTAを最安値で取れるラスタイルアカデミーの評判」をご覧ください。

 

NESTA認定アカデミー:2ND PASS

2ndPASSでは、在学中にNESTA PFTの資格を取得できます。

入学してから4ヶ月後に試験を受けるカリキュラムで、在学中でも就職が有利になるようになっています。

 

これまで、1,000人のトレーナーを輩出し即戦力として働いている人もいます。

入学前に無料のキャリア相談を行い、就職先の相談も可能。

 

将来、パーソナルトレーナーとして独立を考えている人に「独立支援コース」があります。

フリーランスや副業としてパーソナルトレーナーを目指したい人におすすめです。

詳しくは、「2ndPASS(セカンドパス)の評判」をご覧ください。

 

NESTA-PFTについてのよくある質問

NESTA-PFTについてのよくある質問をまとめています。

NESTA-PFT以外に有名な資格はありますか?

トレーナー関連資格は20種類以上ありますが、その中でもNSCAやJATIが有名です。

詳しくは、「21種類のパーソナルトレーナーの資格一覧<おすすめは3種類>」をご覧ください。

 

 

まとめ:NESTA-PFTは未経験でも資格が取りやすい

NESTA-PFTは他の資格と違い、コミュニケーションやビジネススキルまで学べること、また細かいニーズに対応できるスペシャリスト資格があるのが特徴です。

 

認定試験自体は条件を満たしている人であれば誰でも受けられます。

これまでスポーツ系の大学を出ていない人でもNESTA認定校に通うことで、知識や経験を獲得でき即戦力として就職も可能。

NESTA認定アカデミーであれば、パーソナルトレーナーとして働くことへの不安や就職やキャリアアップなどについても相談できます。

おすすめNESTA認定アカデミー 評判など
ASPトレーナースクール ASPトレーナースクールの評判
ラスタイルアカデミー ラスタイルアカデミーの評判
2ND PASS 2ndPASS(セカンドパス)の評判

 

著者の周囲でも「トレーナーの資格をとりたい!」と言う人は多いです。

しかし、いつまで経っても”検討状態”な人がほとんど。

この記事を読み終わっても実際にアクションする人は10人に1人だと思います。

あなたがその1人であると嬉しいです。

 

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