◆「NSCAの資格って独学でとれるの?」
◆「独学の場合にかかる期間と合格率が知りたい!」
◆「独学にデメリットはある?」
これらの疑問を整理できていないばかりに、遠回りしてしまうケースは非常に多いです。
本記事では、NCSAの資格を独学で取る場合の平均的な期間や合格率から独学で取得できる人の特徴までまとめて解説します。
この記事を読めば、あなたがNSCAの資格を独学で取れるタイプなのかどうかがわかるので、資格取得を目指すための具体的なアクションを起こせます。
【結論】かかる期間や合格率を気にしなければNSCAの資格は独学でも取得可能
- 「独学でNSCAの資格をとれる人の条件(※)」を満たした場合
期間:約11か月/合格率:約70%
※出題傾向や各種手続の把握/過去問入手/実技指導 など - 教科書のみでのゼロからの勉強スタートの場合
期間:約1年2か月/合格率約:50%
- NSCA認定資格取得支援スクールへの投資もあり
期間:3か月~/合格率:90%以上
もし、自己投資も検討するのであれば、「2か月で資格取得が可能なオンライン個別授業型のトレーナー育成スクールレビュー」で一番おすすめのスクールをレビューしています。
パーソナルトレーナーの資格「NSCA」とは
画像引用元)NSCA JAPAN
一口に「NSCAの認定資格」といっても2種類の資格にわかれます。
- NSCA-CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)
- NSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)
それぞれ次のように定義されています。
NSCA-CSCS(Certified Strength and Conditioning Specialist)
傷害予防とスポーツパフォーマンス向上を目的とした、
安全で効果的なトレーニングプログラムを計画・実行する知識と
技能を有する人材を認定する資格です。
NSCA-CPT(NSCA Certified Personal Trainer)
健康と体力のニーズに関して、評価・動機づけ
・教育・トレーニングやコンディショニング全般の指導を行う、
優れた専門的能力をもつ人材を認定する資格です。https://www.nsca-japan.or.jp/exam/certification/
NSCA-CSCSは、主にアスリート向けの傷害予防などに特化しています。
一方、NSCA-CPTは、クライアントが求めるニーズに合わせてマンツーマンのトレーニング指導を行える人材。

著者が取得している
パーソナルトレーナーの
認定資格は「NSCA-CPT」
NSCA以外のパーソナルトレーナーの資格との比較
NSCA以外にもパーソナルトレーナーの資格はあります。
比較的メジャーな団体が発行する資格を紹介します。
NESTA-PFT
NESTAとは、「全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(National Excercise & Sports Trainers Association)」です。
アメリカのカリフォルニアに本拠地がある団体です。
JATI-ATI
JATIは、「特定非営利活動法人 日本トレーニング指導者協会(JAPAN ASSOCIATION OF TRAINING INSTRUCTORS)」です。
2006年に任意団体として創立しました。
NSCA-CPTの認定資格を選んだ理由
著者が、NSCA-CPTを選んだ理由は3つ。
- 他2つの資格の中では最も歴史が古い
- 業界の中での知名度の高さ
- 資格取得にかかる費用が最も安価
NESTA-PFT:10万円
JATI-ATI:11万円
NSCA-CPT:5万円

NSCA-CPTの受験料は45,200円。
その歴史や知名度、学習内容からも
”コスパがよい資格”と言えます
NSCAの取得、会員のメリット
NSCAの資格取得には大きなメリットがあります。
実際に、著者が感じているメリットは以下の通り。
- 各種NSCA資格認定者特典が受けられる
- フィットネス普及のための正しい知識が身に付く
- 権威性が身に着く
①各種NSCA認定者特典が受けられる
これが一番メリットとしてわかりやすいと思います。
【特典】(一例)
- フィットネスに関わる研修やイベントへの参加
- ゴールドジム直営店を半額で利用可能
(詳しくは、各種資格認定者特典をご覧ください)

研修やイベントでは現場の最先端で
活躍するプロのトレーナーの話を
生で聞けるため非常に勉強になります
②フィットネス普及のための正しい知識が身に付く
NSCAの資格取得の過程で得る知識による恩恵として、個人的に1番大きかったのはこれです。
具体的には3つあります。
- NSCAが発行するジャーナルが読める
- NSCAの知識を自身のトレーニングへ応用できる
- 情報の正誤判別ができるようになる
NSCAジャーナルによる良質なインプット
具体的には『ストレングス&コンディショニングジャーナル』を閲覧できます。
米国NSCAが発行している英文誌『Strength and Conditioning Journal』、『Journal of Strength and Conditioning Research』、ウェブサイトで連載している『NSCA Coach』 『Personal Training Quarterly』『TSAC Report』の翻訳記事や、NSCAジャパンオリジナル記事(特集)・活動情報などを掲載しております(年10回発行 )。
会員はすべてのバックナンバーを閲覧できます。
https://www.nsca-japan.or.jp/02_admis/privilege/journal.html

扱うテーマも筋トレが好きなだけ
では触れられないフィットネスの
奥深さが身に染みる内容です
- ウエイトトレーニング
- 有酸素トレーニング
- 各競技におけるパフォーマンスアップ
- 機能改善
- 栄養学 など

夢中で読み進められるのに
エビデンスにも基づく内容なので
信頼性の担保もバッチリです。
NSCAの知識を自身のトレーニングに応用できる
得た知識を元に自身のトレーニングへ応用できるようになります。
- トレーニングのバリエーションを増やす
- 効果的なプログラムデザインを組む
- 各種フィジカルテストによる自身のレベルの把握

結果として、効率的、かつ
極めて安全に身体作りに
取り組むことができます
情報の正誤判別ができるようになる
良質な情報なのかを見極め、取捨選択ができるようになります。
ネット上には、栄養学や筋トレのノウハウなど様々な情報があふれています。

中には下記のような
情報の質が著しく低い
ものがあることも事実。
- 明らかに間違っている情報
- 悪影響を及ぼす危険な情報
- 何のエビデンスもなく、サンプル数”1”(「俺の経験談」的な内容)の情報
こうした情報を鵜呑みしてしまうと、結果として損をするのはあなたです。
最悪の場合、健康を害してしまったり、怪我に繋がる恐れもあります。

資格をきっかけに正しい知識を
インプットできるのでFITNESSの
健全な普及に貢献できます。
③NSCA認定トレーナーを名乗れる
資格、特にNSCA認定をうけることは一定の信頼性の担保になります。
「米国フィットネス団体から認定されているトレーナーです!」
このように胸を張って言えれば、クライアントさんも安心します。

お客さまからの信頼を
得られれば、安定的な売上
づくりにも役立ちます。
何より、あなたの自信に直結します。
SNSで情報発信をする際も「フィットネスの専門家の発信」だと思ってもらえます。

この記事を読んでいるのも、
NSCAの資格取得者が執筆した
記事だからではないでしょうか
独学でNSCAの勉強をするときの挫折理由
独学でNSCAの勉強をすることは可能です。
しかし、著者の体感では以下の理由から2人に1人が挫折しています。
- 学習範囲が広く的が絞れない
- 一人で勉強することが嫌になった
- 受験のタイミングが掴めない
「独学でNSCAの資格をとれる人の条件」は次章で解説します。
独学でNSCAの資格をとれる人の条件
以下をすべて満たせる人は、独学でNSCAの資格を取得できる確率が高いです。
- 出題傾向の把握
- 過去問の入手
- 試験申し込み/資格取得条件の正確な把握
実際、上記3つをすべて満たした人の平均的な独学期間は11か月、合格率は70%ほどです。
加えて、「NSCA-CPT受験用問題集セット」と合わせて独学した場合の期間は9か月、合格率は80%。

問題集の中から出題されるとは
限りませんが、試験範囲や傾向が
つかめるため学習期間を短くできます。
まったくの”ゼロ”から教科書のみでの独学をオススメしない理由
NSCAの教科書の内容を頭にいれることは必要ですが、教科書のみでの独学はやめた方がいいです。
実際、教科書のみで独学した人の独学期間は、約1年2か月、合格率は50%程度まで落ちています。
再受験の場合は同額の受験料が発生する
NSCA-CPTの受験費用には45,200円のお金がかかります。
NSCAの場合、2回目の受験も同額の費用がかかります。
単純計算で10万円ほどになるため、「金銭的な負担」という意味でも一発合格したいところです。
NSCA取得には時間がかかる
NSCAの出題範囲は広く、その勉強にも相応の時間が必要です。
つまり、資格取得までの時間もかかります。
2年ほど独学している人もいますが、その分トレーナーとして活動が後ろ倒しになっています。
それは機会損失以外の何ものでもありません。
つまり、出題傾向の把握は必須ということです。
基礎知識がほぼない状態で教科書だけでの独学が難しい理由は、その中身にあります。
教科書「NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識」のボリュームは、極めて膨大です

具体的には、ページ数は
731ページ、厚みは4㎝
ほどにもなります
イメージが湧くように、NSCAの教科書の中身を(内容は伏せた状態で)ご紹介します。
ご覧の通り、ページのほとんどが文字でおおわれています。

重要な用語は太字となって
いますが、この太字の暗記のみ
では試験には受かりません。
教科書の各章の最後には例題が5問ほど掲載されています。
しかし、例題は、実際の試験問題とはかけ離れているため試験対策にはなりません。
教科書だけの独学は効率が悪いので、少なくとも問題集とセットで学習しましょう。
独学でパーソナルトレーナーの資格を取得した人の口コミ
実際に独学で認定パーソナルトレーナーの資格を取得した人の口コミを紹介します。
既に資格を取得した人から教科書や問題集がもらえたので、かかったのは受験費用だけでした
試験問題についても、その人の記憶を頼りに教えてもらって、1年くらいでなんとか受かることができました
教科書の例題は試験対策にならないので、問題集や過去問の入手は必須です
筋トレ好きとかはあまり関係がなく、出題傾向さえつかめれば何とかなる
ただ、申し込み方法とか資格取得条件を調べるのが大変。。
初回は教科書を中心に独学
1回目の受験は基準点が取れず失敗
一発合格したいなら独学はやめた方がいいかも
やはり、以下がポイントになっています。
- 試験問題の傾向把握は必須
- 申し込み方法や資格獲得条件などの把握も必須
- 独学での学習期間は1年ほど
1回目は試験に落ちている人がいることからも、学習の進捗度合いと試験を受けるタイミングの見極めが必要です。
NSCA認定資格取得支援スクールへの投資もあり
- 「過去問も入手できないし、独学は不安…」
- 「お金もかかるし、一発合格したい」
- 「はやく資格をとってトレーナーとしての活動をはじめたい」
こうした方には、パーソナルトレーナーの資格取得支援を行うスクールへ通うことをおすすめします。
優良なトレーナー育成スクールの場合、平均の学習期間は3か月~6か月程度、合格率も90%以上です。
トレーナー認定資格取得支援スクールに通うメリット
NSCAなどの認定資格をとるためにスクールに通うメリットは、以下の通り。
- 資格取得のための効率的な学習が可能
- 時間損失(機会損失)の防止
- 充実したトレーナー活動のためのサポート
独学にはないメリット:効率的な学習が可能
トレーナーの資格取得に特化したスクールなら、非常に効率的に勉強できます。
スクール側が、以下のようなノウハウや情報を保持しているためです。
- 試験問題の出題傾向の把握
- 教科書の重点ポイントにフォーカスした学習
- 過去問の情報

NSCAの資格取得に本当に
必要な部分に限って効率的に
勉強することができます
独学にはないメリット:時間損失の防止
独学ではできない効率的な勉強の結果、独学の半分以下の時間で資格をとることができます。
以下のようなムダな時間がないためです。
- 独学で迷う時間
- 試験に直結しない勉強の時間
- 試験に落ちた場合の再勉強の時間

結果、まわりよりもはやく
パーソナルトレーナーとして
活動をスタートできます。
1日でもはやくパーソナルトレーナーとして働き出せれば、学習にかかった費用も回収できます。
独学にはないメリット:トレーナー活動のためのサポート
スクールによっては、資格取得だけではなく、以下のような各種サポートがあります。
- パーソナルトレーナーとしての就職支援やジム紹介
- 面接練習/自己PRコンサルティング
- 独立開業支援(物件選定/集客サポート)

独学だと資格を取得するまでですが、
スクールはパーソナルトレーナーとして
活躍するまでをサポートしてくれます
スクールにはどんな人たちが通っているの?
NSCA資格取得サポートスクールには、以下のように本当にさまざまな方が通っています。
- 大学生
- サラリーマン
- フリーター
- 筋トレ未経験の主婦の方
- アマチュアアスリート
- 理学療法士
- 独学で資格取得できなかった方
著者が知っているだけでも本当に多種多様です。
学校や本業の仕事、主婦業などをこなしながらの方も多く、1日1~2時間しか勉強時間がとれない方もいます。
ただ、それでも効率的な学習ができるため、3か月~6か月程度でNSCAなどの認定資格試験に合格しています。

最近ではオンラインで
学習できる環境を提供する
スクールも増えています。
パーソナルトレーナーのスクール費用は回収できる
勉強につかった時間は戻ってきません。
しかし、NSCAなどのパーソナルトレーナーの資格に費やしたお金は回収できます。
たとえば、資格取得支援スクールに100万円を払ったとします。
その後、NSCA認定パーソナルトレーナーの肩書やその知識を活かして、月収30万になったとすれば、約3か月で回収できます。

月収50万稼げるなら、
2か月で自分に投資した
お金はペイできます。
「投資したスクール費用をすぐに回収する!」といった気持ちがモチベーションにもなります。
だからこそ、試験合格後も資格取得して終わりではなく、投資回収のための積極的な行動ができるのだと思います。

以上が、資格取得のために
スクールに通うという選択は
ありだとする理由です。
再度スクールに通うメリットをまとめます。
- 資格取得のための効率的な学習が可能
- 時間損失(機会損失)の防止
- 充実したトレーナー活動のためのサポート
いくつかのスクールのカリキュラムや内情を知っていますが、費用やサポートが良心的で、オンライン指導にも対応している「ASPトレーナースクール」はオススメできます。
詳しくは、「2か月で資格取得が目指せる個別指導型トレーナー育成スクール『ASPトレーナースクール』の紹介」をご覧ください。
資格取得スクールで資格を取得した人の口コミ
スクールは数十万はするけど、専門学校よりは安いし、必要経費だと思います
無事2か月で資格もとれました
NSCA一発合格できたのは、スクールの模擬試験や過去問などが大きかったと思う
資格とれた後のパーソナルトレーナーとしての就職支援サポートがよかった
本格的にトレーナーとして活動しています!
まとめ:自分はNSCA-CPTを独学で取れるタイプか見極めよう
NCSAの資格を独学で取った人たちの学習期間、合格率から独学で取得できる人の特徴を解説してきました。
条件さえ満たせば、時間はかかりますが、NSCAは独学でも取れます。
しかし、それには時間的、金銭的なリスクがあります。
また、場合によっては、トレーナーとしての活動を始めるタイミングが遅くなってしまうという機会損失が発生する場合もあります。
【結論】かかる期間や合格率を気にしなければNSCAの資格は独学でも取得可能
- 「独学でNSCAの資格をとれる人の条件(※)」を満たした場合
期間:約11か月/合格率:約70%
※出題傾向や各種手続の把握/過去問入手/実技指導 など - 教科書のみでのゼロからの勉強スタートの場合
期間:約1年2か月/合格率約:50%
- NSCA認定資格取得支援スクールへの投資もあり
期間:3か月~/合格率:90%以上
「自分は独学でNSCAを取れるタイプなのか」「独学でうまくいかなった場合のリスクを許容できるのか」は慎重に検討した方がいいです。
少しでも不安があれば、スクールの利用を検討することも選択肢に入れるべきかもしれません。

著者はスクールに通い、NSCA-CPTを
取得しました。早期取得を実現、
投資費用も回収できました
色々なスクールを見たり、評判を聞いてきた中で総合的におすすめできるスクールは、「2か月で資格取得が可能なオンライン個別授業型のトレーナー育成スクールレビュー」で紹介しています。
遠回りして出遅れてしまわないために、少しでも気になったらチェックしてみてください。
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