- パーソナルトレーナーの資格にはどんな種類があるの?
- 資格の特徴や難易度が知りたい!
- おすすめの資格はどれ?
パーソナルトレーナーの資格の種類やその全体像をしらずに、本来の活動や目的に直結しない資格取ってしまう人は多いです。
本記事では、主要なフィットネス団体が発行するパーソナルトレーナーの資格一覧からどの資格を目指すべきかまでまとめて解説します。
記事を読めば、あなたが取るべきパーソナルトレーナーの資格がわかります。
【結論】NSCA-CPTがおすすめ
- パーソナルトレーナー関連の資格の種類は21以上
- 目的や理念が違うため資格の単純な難易度比較はできない
- 初めて資格を取る人は以下の3種類から選ぶのがおすすめ
- NSCA-CPT
- NESTA PFT
- JATI
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パーソナルトレーナーの資格とは
「パーソナルトレーナーに資格はいらない!?無資格のデメリットも解説」で解説したとおり、パーソナルトレーナーになるための条件はなく、すぐにトレーナーを名乗ることができます。
なぜならパーソナルトレーナーを名乗るための必須資格がないためです。
パーソナルトレーナーの国家資格はない
日本にはパーソナルトレーナーの国家資格はありません。
すぐに知識と技術があれば、すぐにトレーナーとして活動できます。
一方、いくらトレーナーを名乗っても、トレーニング指導をするための正しい知識や技術がないとクライアントはつきません。
そうした状況を回避するための資格があります。
これから紹介する資格は必須ではありません。
しかし、あなたのパーソナルトレーナーとしてのキャリアに確実にプラスに働きます。
どれがいい?パーソナルトレーナーの種類別資格一覧
以下が、パーソナルトレーナーに関連する資格一覧をまとめたものです。
主要なフィットネス関連団体が発行しているだけでも21もの種類があります。
中規模や小規模のものも含めれば、上記以外にもまだまだたくさんの資格があります。
パーソナルトレーナーの資格の難易度比較について
上記の資格一覧の難易度についてですが、単純に難易度だけで比較するのは難しいです。
なぜなら、それぞれの団体によって認定試験の内容や評価軸が異なるからです。
また、理念や目的もそれぞれですので、資格を取る難しさを評価することは意味もありません。
同一団体が認定する資格には難易度(レベル)があるものも
一方で、同じ資格について難易度を設けている団体もあります。
例えば、日本トレーニング指導者協会が発行している「JATI」などは、資格のレベルが3段階にわかれています。
資格 | 難易度 |
トレーニング指導者(JATI-ATI) | 中 |
上級トレーニング指導者(JATI-AATI) | 高い |
特別上級トレーニング指導者(JATI-SATI) | とても高い |
上位の資格を取るためには、次のような必要な審査や試験を受ける必要があるため、「(同じJATIであれば、)JATI-SATIは、難易度が高い」と言えます。
- 筆記
- 実技
- 小論文
パーソナルトレーナーの主要な3種類の資格を徹底比較
それではパーソナルトレーナーの資格はどれを選べばよいのでしょうか?
結論から言うと、主要なトレーナー認定団体が発行する以下3つの資格の中から選ぶのが一般的です。
- NSCA-CPT
- NESTA PFT
- JATI-ATI
(もちろん「これ以外の資格がよくない」という意味ではありません)
資格 | 本拠地 | 概要 | 取得条件 | 資格取得費用(税込) | 知名度 |
NSCA-CPT | アメリカ | 研究に基づく知識と現場での応用を普及できる人材の認定 |
| 46,000円 | ○ |
NESTA PFT | アメリカ | 身体に関する専門的知識・実践的技術はもちろん、ビジネススキルも含めた総合力のある人材の認定 |
| 72,500円 | ○ |
JATI-ATI | 日本 | 一般の人からアスリートまでを対象にそれぞれの目的に応じて、科学的根拠に基づく適切な運動プログラムの作成・指導ができる人材の認定 |
| 55,000円 | △ |
上記表のとおり、試験を受けるための条件や受験費用が異なります。
何より、それぞれ特徴があるので順番に解説します。
おすすめ資格:NSCA-CPT
1978年に創設されたNSCAは、世界76カ国・地域で活動している歴史あるフィットネス団体です。
一般的なスポーツクラブやジムの採用時に優遇されることからもおすすめの資格と言えます。
NSCA-CSCSとの違い
NSCAにはCPTとCSCSの2種類あります。
両者の最大の違いは、指導対象です。
以下の通り、CSCSは、アスリートの指導に特化しています。
指導対象 | 学習範囲 | 難易度 | |
NSCA-CPT | 一般~アスリート | 広い | 高い |
NSCA-CSCS | アスリートやスポーツチーム | 極めて広い | 極めて高い |
一般クライアントを対象にパーソナルトレーナーとして活動するのであれば、NSCA-CPTで十分です。
NSCA-CPTは高卒以上であれば受験資格があるという点も受験しやすい資格と言えます。
なお、CSCSの受験資格は以下となります。
学位(学士・修士・博士)取得者、または高度専門士の称号の保持者
おすすめ資格:NESTA PFT
NESTAは、1992年から活動している米国カリフォルニアに本拠地があるパーソナルトレーナーの資格認定団体です。
おすすめ資格:JATI-ATI
JATI、日本トレーニング指導者協会は、2006年に日本で設立された特定非営利活動法人です。
なお、NSCA-CPTを養成講習会の受講・自己学習課題(ワークノート)の提出が免除されます。
こうした点からもNSCAの信頼性は高いと言えます。
以下を目指していくのがいいでしょう。
パーソナルトレーナーの資格で迷ったらNSCA-CPTがおすすめ
前述の主要な資格であれば、どれを取ってもトレーナーとして活動できます。
「その中でも一番のおすすめは?」と聞かれた場合は、「NSCA-CPT」と回答するようにしています。
NSCAをおすすめする理由は以下です。
保有資格
著名人の保有割合が多い
ジムの代表クラスのトレーナーの多くが、NSCAを持っています。
例えば、筋肉博士でおなじみの日本を代表するトレーナー・山本義徳先生もNSCAの資格を保有されています。

どれか迷った場合、個人的にはNSCAがおすすめです。
「」で紹介しているところがおすすめです。
NSCA、NESTAの両方に対応しています。
まとめ:パーソナルトレーナー資格一覧から目的に合ったものを選ぼう
主要なフィットネス系団体が認定するパーソナルトレーナー関連資格一覧、そして「その中からどの資格を目指すべきか」まで解説してきました。
はおすすめです。
- NSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)
- NESTA PFT
- JATI-ATI トレーニング指導者
- NSCA-CSCS(NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)
- NSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)
- NESTA PFT
- NSPA 公認パーソナルトレーナー
- JATI-ATI トレーニング指導者
- JATI-AATI 上級トレーニング指導者
- JATI-SATI 特別上級トレーニング指導者
- JHCA フィジカルコンディショナー(FC)
- JHCA ホリスティックコンディショナー(HC)
- 日本体育施設協会トレーニング指導士
- NASM PES
- NASM CPT
- AFAA-RT・PFT
- スポーツ指導基礎資格
- スポーツプログラマー(公益財団法人日本スポーツ協会)
- JASA-AT(公益財団法人 日本スポーツ協会)
- 健康運動指導士(財団法人健康・体力づくり事業財団)
- JATAC-ATC(ジャパンアスレチックトレーナーズ協会)
- 柔道整復師(国家資格)
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