- 「パーソナルトレーナーになりたい!」
- 「自分がトレーナーに向いているかどうかわからない……」
「パーソナルトレーナーになりたい」
こう思ってもあなたの頭の中のトレーナー像と実際のトレーナーという職業に乖離がある可能性もあります。
また、一口に「パーソナルトレーナー」と言っても働き方はさまざま。
そこで本記事では、パーソナルトレーナーの仕事内容や向き不向き、そして必要なステップをまとめて解説します。
この記事を読めば、パーソナルトレーナーという仕事についての解像度が上がり、まず何をすべきかがわかります。
【結論】
- パーソナルトレーナーになる人は増えている
- 稼げるパーソナルトレーナーになる3STEP
- 実際に自分がパーソナルトレーニングを受けてみる
- パーソナルトレーナーのライセンスを取得する
- 就職、または転職、あるいは開業
【よく読まれている記事】おすすめのパーソナルトレーナー養成スクール
パーソナルトレーナーとは
パーソナルトレーナーとは、クライアントの目的を達成するためのトレーニング指導のスペシャリストです。
指導対象は多岐に渡ります。
指導対象 | 指導内容(例) |
トップアスリート | 競技パフォーマンスの向上 |
俳優やモデル | ボディメイク |
一般人 | ダイエットや筋力アップ |
高齢者 | 機能改善/姿勢改善 |
子ども | 運動能力向上 |
近年、広くフィットネスが盛り上がっていることもあり、トレーナーの存在感は高まってきています。
特に、パーソナルトレーナーは1対1の指導を基本にします。
このため、クライアントにとっては、二人三脚で理想の状態を目指してくれるパートナー的な位置づけになります。
パーソナルトレーナーの仕事内容
パーソナルトレーナーはトレーニング指導だけが仕事ではありません。
それは仕事の一部。勤務形態にもよりますが、以下もトレーナーの仕事の一環です。
- ジムへの集客施策の検討
- 問い合わせなどの顧客対応
- カウンセリング
- メニュー作成
- クライアントのフォロー
- 食事指導
- ジム内の清掃
- 機器の点検
- 売上管理
- 他のトレーナーのマネジメント など
上記の中でもパーソナルトレーナーの主な仕事は以下の通り。
- 集客施策の検討・実施
- カウンセリング
- トレーニング・セッション
- 食事指導
いきなりすべてのトレーナー関連業務をこなすことのが難しいことは言うまでもありません。
だからこそ、まず求められるのは「謙虚に学ぶ姿勢」です。
パーソナルトレーナーになるには
パーソナルトレーナーになるには、以下が揃えばOK。
- トレーニング指導できるスペース
- トレーニング機材
- クライアント
未経験でも「パーソナルトレーナー」と名乗ってしまえば、今からでも活動できます。
とはいえ、やはりこれは現実的でありません。
また、思わぬトラブルやリスクを秘めています。
そこでパーソナルトレーナーになるために、以下のステップを踏むことを推奨しています。
- パーソナルトレーニングを受けてみる
- 専門学校やトレーナー養成機関へ入り、資格を取得する
- サポートを受けながら就職・転職する
これがもっとも確実で安全な方法です。
パーソナルトレーニングを受けてみる
パーソナルトレーナーになるための第一歩として、ご自身がパーソナルトレーニングを受講するのは必須です。
実際のサービスを受けることで「トレーナーとはどういう職種なのか」を知ることができます。
これがトレーナーになるための第一歩。
もちろん、何十万もするコースに申し込む必要はありません。
ただ、何店舗かの体験トレーニングを実際に受けてみると様々なことが学べると思います。
その感覚は、自分1人で筋トレをしているだけでは絶対にわからないことです。
パーソナルトレーナーの資格を取得
以下のとおり、パーソナルトレーナーには誰でもなれます。
結論から言うと、パーソナルトレーナーとして活動するのに資格は不要です。
パーソナルトレーナーの資格は民間資格です。
国家資格 公的資格 民間資格 認定元 国 公益法人 民間団体(企業) 代表的な資格例
- 医師
- 弁護士
- 簿記検定
- ケアマネジャー
- パーソナルトレーナー
- TOEIC
パーソナルトレーナーとして働くために持っておくべき必須の資格はありません。
ただ、指導をする立場として、最低限の知識やスキルがあることを証明する資格がある方が有利になることは確かです。
また、以下の通り、高待遇を受けられる確率が上がります。
トレーナーの資格を持っているだけで採用時に優遇されることがあります。
高待遇のジムでは、資格保有が採用条件になっているジムすらあります。
そうしたジムは職場環境がよく、顧客満足度も高いので働きやすいのも特徴。
ライセンス取得は、その後の年収アップと働きやすさに直結します。
上記の理由から、いきなり就職・転職するよりも資格を取る方がよいです。
よくある質問は、以下にまとめているので合わせてご覧ください。
よくある質問 | 参考URL |
どの資格を取るべきかわからない | パーソナルトレーナーの資格一覧 |
おすすめのトレーナー養成機関が知りたい | おすすめのパーソナルトレーナー養成スクール |
パーソナルトレーニングジムへ就職・転職する
トレーナーのライセンスを取得したら、いよいよ就職、あるいは転職します。
就職サービスを使ってもよいですが、トレーナー養成機関のサポートを受けることをおすすめします。
なぜなら、以下の理由から確実にパーソナルトレーナーとしてデビューできるためです。
- コネクションのある働きやすいジムを紹介してもらえる
- 面接や履歴書添削などのサポートがある
- 就職・転職率が100%に近い
詳細は、「おすすめのパーソナルトレーナー養成スクール」をご覧ください。
パーソナルトレーナーになる人は増えている
以下のような市場の拡大によって、パーソナルトレーナーになる人は増えています。
市場があるからこそ参入者が増えているのです。
フィットネスクラブの市場規模は、全体で5,000億円と言われています。
現在も拡大傾向です。
パーソナルトレーナーになるのは筋トレ好きな若い男性が多いように思うかもしれません。
しかし、近年、では以下のような人たちも未経験からトレーナーを志すようになりました。
- 女性
関連記事:女性のパーソナルトレーナーのニーズを解説 - 30~40代
関連記事:30代40代からパーソナルトレーナーになる方法 - 中卒(高校や大学を卒業していない人)
関連記事:<学歴関係無し>中卒でも取れるトレーナー資格
トレーナーになるきっかけは、人それぞれ。
目指すことを決意するタイミングもバラバラです。
パーソナルトレーナーに向いている人の特徴
パーソナルトレーナーになるには、この3ステップが必要です。
- パーソナルトレーニングを受けてみる
- 専門学校やトレーナー養成機関へ入り、資格を取得する
- サポートを受けながら就職・転職する
この順序を踏めば、大きなリスクを抱えたり、遠回りをしたりせずにトレーナーデビューが可能。
しかし、パーソナルトレーナーという職種を誰にでもおすすめするわけではありません。
人と深く関わる仕事である以上、向き不向きがかなり分かれる仕事だからです。
パーソナルトレーナーに向いている人の特徴
もし、あなたが以下に当てはまるのであれば、パーソナルトレーナーに向いていると言えます。
- 自分の手助けで他人が成果を出すのが好き
- クライアントの理想の未来の実現にコミットできる
- トレーニング指導以外にも興味を持てる
- 勉強のための時間や金銭的投資を惜しまない
自分の手助けで他人が成果を出すのが好き
トレーナーの素質で重要なのは、自分のサポートでクライアントが成果を出すのが好きなことです。
パーソナルトレーナーは「究極の他者貢献の仕事」だからです。
相手が成果を出すために必要なことはすべてできる人が向いています。
クライアントの理想の未来の実現にコミットできる
クライアントの目標を必ず達成させることも重要です。
以下ような人もクライアントには多いです。
- 運動したくない人
- 運動が苦手な人
- 結果が出るか不安な人
こうした方々でも1人1人に合った指導を行い、目標としているゴールに導くのがトレーナーの責務です。
自分とはまったく異なる思考の人にどれだけ寄り添えるかも重要です。
トレーニング指導以外にも興味を持てる
前述のとおり、パーソナルトレーナーの仕事は多岐に渡ります。
このため、トレーニング指導以外の地味な仕事やルーティン業務にもきちんと取り組める人が向いています。
勉強のための時間や金銭的投資を惜しまない
時間とお金をかけて自分自身をアップデートし続けられる人が向いています。
パーソナルトレーナーは増え続けており、差別化のためのスキルアップが必須だからです。
日々トレーニング指導しているだけではジリ貧です。
勉強し続ける姿勢はクライアントにも支持されます。
パーソナルトレーナーに向いていない人の特徴
続いてパーソナルトレーナーに向いていない人の特徴を紹介します。
人見知り
人見知りであったり、コミュニケーション能力が極端に低い人にはおすすめできません。
パーソナルトレーナーは人と密に関わる仕事です。
一緒にいる時間、期間も長いのが一般的。
人と向き合う職業です。
自分が目立つのが大好き
自分が目立つこと優先する人も向いているとは言い難いです。
パーソナルトレーニング時の主役はあくまでクライアント。
クライアント中心に活動やサポートができないと、自分自身がつらくなってしまう可能性があります。
「筋トレが好き」なだけではなかなか続かない職業と言えます。
なるべく効率的に楽して稼ぎたい
効率性を重視して、楽して稼ぎたい人にもおすすめしません。
もちろん、最近ではオンラインをつかった指導も増えてはいます。
ただ、あくまでも1対1でクライアントと真正面から向き合う仕事です。
そうである以上、楽して稼ぐことを重視するのであればおすすめしません。
公私混同する
公私混同する人もパーソナルトレーナーには向いていません。
例えば、以下のようなケースです。
- プライベートな内容にまで踏み込む
- 好き嫌いでクライアントへの対応を変える
場合によっては、トラブルにも発展することもあります。
パーソナルトレーナーの働き方
パーソナルトレーナーの働き方も多様化しています。
働き方 正社員 契約社員 アルバイト 業務委託 フリーランス 開業 パーソナルトレーナーとしての経験が浅いうちは、正社員やアルバイトからはじめる人が多いです。
学生であればアルバイトから始めてもよいです。
しかし、社会人であれば、前述の3ステップに則り、正社員のパーソナルトレーナーになることをおすすめします。
保証や給与面で大きな差が生まれるためです。
詳細については、「年収1000万も夢じゃない!パーソナルトレーナーの働き方」をご覧ください。
まとめ:パーソナルトレーナーになるには手順がある
パーソナルトレーナーになるための方法や向き不向きについて解説してきました。
もっとも確実、かつ安全にトレーナーになるためのステップは以下のとおり。
- パーソナルトレーニングを受けてみる
- 専門学校やトレーナー養成機関へ入り、資格を取得する
- サポートを受けながら就職・転職する
この手順を知ったあなたは、すでにパーソナルトレーナーとしての一歩を踏み出しています。
だからこそ新しい疑問が湧いてきたはず。
知りたいことに合わせて以下の記事も参考にしてください。
知りたいこと | 参考URL |
無資格でも活躍できるトレーナーの特徴が知りたい | パーソナルトレーナーの資格:無資格のデメリット |
どの資格を取るべきかわからない | パーソナルトレーナーの資格一覧 |
おすすめのトレーナー養成機関が知りたい | おすすめのパーソナルトレーナー養成スクール |
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