やめとけ!パーソナルトレーナーの将来性がないと言われる理由<明るい未来をトレーナーが解説>

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「パーソナルトレーニング」という言葉が流行ってからだいぶ経ちますが、徐々に「パーソナルトレーナーには将来性がない」と言われるようになってきました。

実際、著者の元にも「パーソナルトレーナーを目指したいけど将来が不安…」と相談を受けることが多いです。

そこで本記事では、「パーソナルトレーナーに将来性がない」と言われる理由から将来性を高める方法までまとめて解説します。

記事の信頼性

  • 著者自身がパーソナルトレーナーの資格保有者
  • 業界の最新動向を元に執筆
  • 客観的な意見にも言及

記事を最後まで読めば、求め続けられるトレーナーとして活躍するための秘訣がわかります。

記事の結論:パーソナルトレーナーに将来性はある

 

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パーソナルトレーナーに将来性はあるのか

市場を捉え、ニーズを汲み取ったサービスを展開できれば、パーソナルトレーナーの未来はとても明るいです。

むしろパーソナルトレーニングは、これからさらに伸びていく業界と言えます。

 

理由は以下。

  • ニーズが生まれ続ける分野であること
  • 高齢化社会の到来
  • トレーナーの活躍の舞台が広がっている
  • 活動しやすい環境が整っている
  • テクノロジーとの掛け算がしやすい

順番に解説します。

ニーズが生まれ続ける分野であること

パーソナルトレーナーの主な役割は、健康増進やダイエットをサポートすることです。

そして、これらの分野は今後も絶えずニーズがある分野。

 

  • 健康になりたい
  • 痩せて綺麗になりたい
  • 身体をケアしたい

これは人の根源的な欲求です。

 

実際、人の欲望のほぼすべてを占める『HARMの法則』にも当てはまります。

頭文字 HARMの法則 具体例
H Health 健康・美容
A Ambition 夢・将来・キャリア
R Relation 人間関係・結婚・恋愛
M Money お金
Nagai
Nagai

パーソナルトレーニング指導は、

流行りや時代に左右されず、将来的にも

安定したニーズがあります。

 

高齢化社会の到来

今後の高齢化の加速によってもトレーナーは求められる職種です。

主に、以下のような機能改善系のスキルは重宝されます。

  • 肩こり・腰痛・膝痛などの改善
  • 歩き方など身体の動かし方の指導
  • 体幹強化
  • 整体
  • リラクゼーションマッサージ

トレーナーの活躍の舞台が広がっている

トレーナーが活動できる場所も増加傾向にあります。

これまではスポーツクラブやパーソナルトレーニングジムが中心でした。

しかし、昨今は「CHO(最高健康責任者)」という立場で企業に参画する人も増えています。

CHO(最高健康責任者)とは

CHOとは、「Chief Health Officer(チーフヘルスオフィサー)」の略。

つまり、従業員の健康増進を行う責任者のことです。

 

こうしたポジションができる背景には、広くヘルスケア、フィットネスの重要性が再認識されていることがあります。

既に以下のような企業を中心にCHOが活躍しています。

  • 製薬会社
  • 医療機器メーカー
  • ナショナル企業

CHOはあくまで一例ですが、「トレーナー=ジムで指導を行う人」という枠では捉えられないくらい活躍の場が広がっています。

活動しやすい環境が整っている

トレーナーの活動は年々しやすくなっています。

  • SNSや動画での発信のしやすさ
  • スキル販売プラットフォーム
  • オンラインフィットネス広がり
  • レンタルジム店舗の増加
  • トレーナー育成スクールやノウハウの増加

場所や今の経歴に縛らず、活動したり、トレーナーを目指せる環境が整っています。

実際、個人でフリーランスのように活躍しているトレーナーも多いです。

事例:Peloton(ペロトン)

ペロトン」は、ニューヨーク発のオリジナルマシンを使ったオンラインフィットネスサービスです。

今後日本に上陸するかどうかは不明です。

ただ、この事例のように単純なオンラインフィットネスではなく、専用のマシンなどをかけ合わせるタイプのエクササイズが流行りつつあります。

 

注目すべきはペロトンのインストラクターの給与。

1回レッスンあたり60,000円、年収が3,000万円を超えるトレーナーもいるようです。

このようにオンラインフィットネスサービスはまだまだ成長していく市場と言えます。

テクノロジーとの掛け算がしやすい

個人的には、「トレーナーの将来性がある」と言える一番の理由がこちらです。

トレーナーのスキル、ノウハウ、知識がテクノロジーと親和性が高いことです。

テクノロジーとは具体的には以下のようなものです。

  • AI
  • VR
  • NFT

フィットネス×テクノロジーの事例:STEPN(ステプン)

ステプン」は、デジタルのスニーカー(NFT)を購入し、ウォーキング/ランニングすることで暗号資産を入手できるフィットネスゲームです。

こうしたテクノロジーによって運動を促すサービスが今後増えていくからこそ、そのときに正しい知識や効率的な運動方法を教えるトレーナーは必要になります。

 

パーソナルトレーナーに将来性がある理由を解説してきました。

  • ニーズが生まれ続ける分野であること
  • 高齢化社会の到来
  • トレーナーの活躍の舞台が広がっている
  • 活動しやすい環境が整っている
  • テクノロジーとの掛け算がしやすい

今後の市場の動向やニーズを把握することで、今後もトレーナーは十分活躍できます。

 

パーソナルトレーナーに将来性がないと言われる理由

一方で、「パーソナルトレーナーに将来性はない」「トレーナーなんて稼げない、やめとけ」といった意見も多いです。

 

それは以下のような理由から。

  • 年収が少ない
  • 市場が飽和している
  • 将来的に歳を重ねると働けない

結論、「これらの点も問題ない」というのが著者の意見です。

これらの意見はフィットネス分野の従事者ではない人たちが言っていることがほとんどです。

年収が少ない

まずは、「パーソナルトレーナーは年収が少ないから将来性がない」という意見について。

たしかに「パーソナルトレーナーの収入が平均よりも低い」というデータはあります。

パーソナルトレーナーの平均年収は、364万円。

一方で、社会人の平均給与は433万円です(国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」より)。

パーソナルトレーナー 社会人
平均年収 364万円 433万円 約69万円
平均月収 約30万円 約36万円 約6万円

1000万も夢じゃない!パーソナルトレーナーの年収を解説」より

 

これだけ見ると、低給与な職種のように映ります。

ただ、パーソナルトレーナーは以下のように就業形態が多く、稼げている人と稼げていない人が二極化しやすい職種です。

  • アルバイト
  • 正社員
  • 業務委託
  • 派遣
  • 副業
  • 開業

 

実際、フリーランスで年収1千万以上のトレーナーもたくさんいます。

例えば、2ヶ月20万円のパーソナルトレーニングコースに入会してくる人が毎月10人いれば、それだけで年収は2千万円を超えます。

 

また、パーソナルトレーナーという性質上、1セッション1万円という高単価な指導を行うトレーナーは多いです。

仮に1日3セッションを週5日やるだけで1ヶ月で60万円稼げます。

年収は700万を超えるため、日本の平均年収を大きく上回ります。

 

「パーソナルトレーナーは年収面で将来性がない」という指摘を不安に思う必要はないでしょう。

トレーナーの収入についての詳細は、「パーソナルトレーナーの年収を解説」をご覧ください。

市場が飽和している

「競合が多く、将来的に市場が飽和する」という指摘もあります。

たしかにパーソナルトレーニング事業を展開する会社は増えています。

都内では店舗もよく見かけます。

ただ、これらはあくまで感覚値。市場があるからこそ参入者が増えているのです。

パーソナルトレーニングジムの市場は500億円~1000億円

フィットネスクラブの市場規模は、全体で5,000億円と言われています。

現在も拡大傾向です。

その中でパーソナルトレーニングが占めるのは、10%~20%でまだまだ少ないです。

今後も市場自体は十分に成長の余地があります。

将来的な市場拡大要因は多い

パーソナルトレーニングが将来的に広まる要素はまだあります。

  • パーソナルトレーニングの認知度向上
  • ダイエットや健康増進の手段とする人の増加
  • オンラインなど形態が多種多様に拡大

このように、市場はまだまだこれから増えていくことが予想されます。

「飽和する」という意見は表面的なものに過ぎません。

将来的に歳を重ねると働けない

「歳をとったら、パーソナルトレーナーは稼げない」という先を見据えた意見もあります。

たしかに、年齢を重ねれば身体を動かすことが難しくなるかもしれません。

しかし、この主張はトレーナーに限ったことではありません。

また、そもそも身体を動かすのはトレーナーではなく、クライアント。

 

しかも、以下の理由からトレーナーの寿命は伸びています。

  • 健康寿命が伸びている
  • オンライン指導が発達している
  • 知識があるので指導以外にも活躍できる
    (セミナー、書籍、メディア運営 など)

 

実際、65歳で運動をはじめ89歳でインストラクターをやっているタキミカさんという方もいます。

彼女の活動を見ると、トレーナーにかぎらず「高齢者は稼げない」「歳をとると働けない」というのが全て言い訳にすら聞こえそうです。

 

将来性のあるパーソナルトレーナーになる方法

パーソナルトレーナーという職業の将来性について、ネガティブな意見も非常に多いです。

もちろん、そうした意見も間違っているわけではありません。

 

確かに、今後以下のようなトレーナーは稼ぎづらくなっていきます。

  • テクノロジーやオンラインを活用できない
  • 向上心なく組織にぶら下がるだけ
  • 専門性や肩書がない

 

しかし、これは何もトレーナーに限った話ではありません。

圧倒的多数を占める会社のサラリーマンでも同じです。

 

逆に、次のような特徴を持ったトレーナーは「非常に将来性がある」と言えます。

  • 流行にアンテナを立てている
  • SNSなどでマーケティングができる
  • 然るべき地位や資格を持っている

流行にアンテナを立てている

変化の激しい時代。

フィットネス関連の流行にアンテナを立てている人は将来的にも稼げます。

 

例えば、オンライン活用もその1つ。

以下のような指導を取り入れているトレーナーにはしっかりとクライアントがついています。

  • ZOOMによるオンライン指導
  • LINEをつかった食事指導

今後の時代の流れに目を向けましょう。

SNSなどでマーケティングができる

InstagramやTwitterなどのSNSを使って、個人で有益な情報を発信するトレーナーも将来性は高いです。

店舗や会社としてSNSを活用する取り組みは増えていますが、個人レベルではまだまだです。

組織に所属していたとしても、SNSをきっかけに指名されるトレーナーを目指しましょう。

然るべき地位や資格を持っている

名乗りさえすればトレーナーになれるからこそ、お客様からみたときの信頼性は重要です。

「トレーナーとしての専門性は何なのか?」「どんな立場(資格や地位)を持っているのか?」などはそのままアピールポイントになります。

Nagai
Nagai

実際、「資格取得手当」という

制度があるジムは多いですし、

就職の際のアピールにもなります。

 

独立する場合でも、トレーナーとしての権威性やブランディングにも繋がります。

また、資格や専門性は流行りすたりがあるのものではないので、将来的にみても効果を発揮します。

 

もっと詳しく知りたい人は、「パーソナルトレーナーの資格NSCAの必要性:メリットとデメリット」ををご覧ください。

 

まとめ:やり方次第でパーソナルトレーナーの将来性はまだまだ明るい

「パーソナルトレーナーに将来性がない」と言われる理由から将来性を高める方法までまとめて解説してきました。

 

以下の要因からやり方によってはパーソナルトレーナーという職業は将来が非常に明るいと言えます。

  • ニーズが生まれ続ける分野であること
  • 高齢化社会の到来
  • トレーナーの活躍の舞台が広がっている
  • 活動しやすい環境が整っている
  • テクノロジーとの掛け算がしやすい

 

将来性の高いトレーナーの特徴は以下のとおり。

  • 流行にアンテナを立てている
  • SNSなどでマーケティングができる
  • 然るべき地位や立場を持っている

 

トレーナー業界についてさらに詳しく知りたいのであれば、業界解説からしてくれる無料ガイダンスに参加するのがおすすめです。

実際に著者が参加した説明会は、「トレーナー業界から理解できる無料説明会に参加した感想」にまとめています。

Nagai
Nagai

89歳でトレーナーになった

タキミカさんのことを考えると、

ぼくらも負けていられません。

 

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