「大麻? ダメ絶対!」
「マリファナ? 大麻取締法で禁止されているでしょ!」
本コラムでは、こうした”固定概念”を少しだけ覆せればと思います
日本で楽しめる大麻の成分があるって知ってました?
本記事の内容
・大麻って?世界的に広まりをみせるマリファナ産業
・合法な大麻!?『CBD』のメリット/デメリット~効果と副作用~
・【大麻の未来を予測】大麻のフィットネスにおける活用
記事の信頼性を担保する情報
・著者は、米国認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)資格保有者
・本コラムの内容は個人の経験に基づく”サンプル数1”のものではなく、各種研究等を参照し、可能な限りエビデンスを担保した情報です
最初に断っておくと、本コラムを通して「大麻の利用を広めたい」という意図はありません
著者が本記事を公開する理由は、大麻の持つ一部の効能が、筋トレやダイエット系エクササイズ、また、各種リラクゼーションと非常に相性がよいため、正しい知識を持って頂き、適切に利用することで広くフィットネスの普及や興味喚起にへの貢献できるからです
・大麻(マリファナ)って?世界的に広まりをみせるマリファナ産業
ここ数年、世界レベルで大麻(マリファナ)解禁が時代の流れになりつつあります
マリファナOK!大麻解禁国はこんなにある
あなたも一度は耳にしたことがあるかもしれません
『大麻合法化』ってやつです
最近だと、2018年にカナダで18歳以上の大麻所持が認められたことが話題になっています
また、同じ2018年、アメリカのカリフォルニア州でも大麻が合法化されました
それ以外にも、例えば下記のような国で大麻は合法化されています
【大麻が合法化されている国】
・チェコ
・チリ
・オランダ
・コロンビア
・スペイン
・ウルグアイ など
国や州によっても大麻の所持や使用の制限内容等に違いがありますが、今後も世界的には大麻が解禁されていく流れだと思っています
大麻解禁国の大麻解禁理由は、税制確保、医療への効果、国民の意思の尊重等様々です
今後「大麻×〇〇」という商品はどんどん増える
もちろんこうした背景をうけて民間企業にも動きがあります
・『コロナビール』で同じみのコンステレーション・ブランズ社は、大麻の栽培、加工を行っているキャノピー・グロース社の持ち株比率の引き上げを実施
・『マルボロ』や『フィリップ・モリス』といったタバコを展開しているアルトリア社は、大麻の事業としているクロノス社に約2000億円を投資
このように海外では、飲料メーカーやタバコメーカーが大麻を主軸として扱う会社との連携を深めています
大麻入りの飲料やタバコ代わりに大麻を吸引できる製品が今後どんどん増えてきそうですね
あの人も!大麻吸引を公言しているセレブ達
海外の大麻が合法な国のセレブ達も大麻の吸引を公表している方が多いです
【大麻吸引歴のある海外セレブ】
・レディーガガ
・ナタリー・ポートマン
・パリス・ヒルトン
・キャメロン・ディアス
・マドンナ
・ジャスティン・ビーバー
・ブラッド・ピット
・ジャスティン・ティンバーレイク
・バラク・オバマ
・ポール・マッカートニー など
我らが筋トレの神様、アーノルド・シュワルツネッガー氏もです笑
上記の通り大麻解禁国では、ビールやタバコと同じような嗜好品的な位置づけになっているようです
⦅大麻=マリファナ?⦆大麻が危険視される理由
ここでそもそもの大麻とは何か、について説明します
大麻は、大麻草(アサ科の植物です)のことです
マリファナは、葉や花を乾燥させ、粉末にしたものです
大麻草からマリファナが生成できるイメージですね
ほぼ同義と思って頂いてオッケーです
大麻が禁止されている国において、危険視される理由で特に大きいのは、大麻に含まれる『テトラヒドロカンナビノール(THC)』と呼ばれる物質
これがぼくらの脳にある受容体と結び付くことで下記のような症状を誘発すると言われています
・幻覚作用
・多幸感
・痛みの緩和
・食欲増進 など
ちなみに、食欲が旺盛になるからといって大麻使用者に肥満の人が多いかというとそんなことはない、というのが面白いところ
むしろ、2016年の研究では大麻の使用者はそうでない人よりも炭水化物の代謝機能がよいため、肥満になりにくいことが示唆されています
(「痩せられる薬」という誘い文句の所以でしょうか)
海外の筋トレ女子やトレーニー達は、以下のような理由でエクササイズ前後のタイミングで大麻を利用するケースが多いようです
「筋肉痛の緩和が促進される」
「感覚が研ぎ澄まされることで筋トレやエクササイズに集中できる」
「ものすごくエクササイズに入り込める」
「身体の動きをありえないくらい鋭敏に感じとることができる」
【日本で使用可能】合法な大麻『CBD』とは
日本でも合法な大麻があります
厳密に言うと、大麻草に含まれている『カンナビジオール(CBD)』という成分は日本の「大麻取締法」では禁止されていません
CBDは、成熟した茎と種子から抽出される成分のため、下記の通り大麻取締法では取り締まり対象から除外されています
第一条 この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。
【デメリット】知っておきたいCBDの副作用
じゃあCBDは安全か?
残念ながらそんなことはありません
CBDのVAPE(液体を水蒸気に変えて吸引ができる電子たばこ)での吸入については、アメリカで以下のような副作用が報告されています
【米陸軍によるVAPEでのCBD吸入に関する副作用の報告】
・頭痛
・吐き気/嘔吐
・興奮/発作
・幻覚
・意識喪失
・不整脈
その他、呼吸障害、胃腸障害、神経過敏等の症状を引き起こす可能性があることも明らかになっています
ただ、上記の報告については、”不純物の入っていない純粋の高いCBD製品”であれば比較的安全だと補足されているのも事実
また、一般的な見解としては、万が一上記のような副作用が発生しても利用を中止したり、使用量を減らせば問題ないとも言われているようです
体内への吸収がより効率的に行われる『VAPE(電子たばこでの蒸気の吸引)』でのCBD吸入であったことも副作用の発生率を高める原因になっているように思います
ちなみに、米コカ・コーラ社もCBDを配合した商品の検討はしているものの”常用的な安全性”が認められるまでは、商品化しない方針のようです
メリットも多い!CBDの効果は?
すごく簡単に一言で言うと”リラックス効果”かなと思います
主に下記に効果があるといわれています
・てんかん
・不眠症
・うつ病
・不安神経症 など
その他、アルツハイマー、ALS、また、癌細胞の成長の抑制に作用したことも報告されています
「日々のストレスから解放されてリラックスしたい」
「夜寝るときに色んな不安が押し寄せてきてなかなか眠れない」
こんな人は、お酒やたばこやアロマのように”嗜好品”として楽しめるCBD製品(CBDオイル)との相性がよい可能性があります
余談ですが、安倍首相の奥様、安倍昭恵さんはCBD(オイル)への取り組みに積極的なようです
安倍首相夫人は、てんかん、糖尿病、痛みの治療におけるその有効性を示す研究を指摘し、日本における大麻栽培についての認識を高め、大麻の多様な用途を支援する構えを見せた。
【日本で大麻を楽しむ】日本でのCBD製品の選び方
CBDの摂取方法(2パターン)
CBDの摂取方法は大きく分けて2パターン
①VAPEでの吸引
②経口摂取
前述の通り、①の蒸気の吸引は非常に効率的に摂取されます
経口摂取の凡そ4倍の効率と言われています
4倍もCBDの摂取効率がいいとメリットとして捉えるか、4倍も副作用を誘発する危険性が高くなる可能性があるとデメリットとして捉えるかは人それぞれだと思います
CBD商品を扱うお店で、VAPEの体験等も可能なようなので調べていってみるのもアリかもしれません
※吸引後、2~3分程度で猛烈な眠気に襲われるのでご注意を
ただ、個人的には、まず、経口摂取というよい意味でも悪い意味でも身体への影響度合の少ない方法であなたとCBDの相性を試すのがよいと思います
経口摂取できるCBDのデメリットとして、よく言われるのがその味
そのまま食べた場合は、草特有の苦味、そして割と強めな草の香りがするみたいです
まあ元が大麻草という植物なんで当たり前ですが、やはり草から抽出した成分
”草の味”のようです
一方、経口摂取の場合のメリットとしては、VAPEのように電子タバコの機器が不要なこと
そのままでも(合う合わないは別にして)飲み物に混ぜてもお好きにどうぞってかんじです
CBD選び3つのポイント
ここまでを踏まえた個人的な見解としては、大麻に興味を持った初心者がCDB製品を選ぶ際に注意すべきポイントは下記かなと思います
①経口摂取できること(VAPEではないこと)
②CBDの純度が高いこと
③味と香りについて考慮されているもの
取り扱いショップとしては、CBD専門ショップ「CBDdirect」がオススメ
初心者ならトライアルシリーズのミニサイズCBDオイル(オリーブオイル)で相性を判断してみるといいと思います
下記の通り前述したポイントは全てクリアしています
①「CBDdirect」で扱っている商品は、経口摂取できるCBDオイル
②大麻草から抽出したCBD成分の純度が99%
③オリーブオイルと配合することで麻特有の草の香りを抑制
個人的には、このショップで扱う製品が国外からの輸入品ではなく、日本国内で製造されたものである点が一番の安心ポイントです
気になった方はコチラからどうぞ
ちなみに下記の記述がありますが、効き目にかなりの個人差があるため、本当に、本当に少量、数滴ずつ試すことを強く推奨します
1日10〜20滴を目安にお召し上がり頂いております。
【大麻の未来を予測】大麻のフィットネスにおける活用
ここまで読んだあなたは「大麻=悪」というイメージが変わっていると思います
最後に、今後のフィットネス界での大麻の展開について個人的な予想をしてみようと思います
日本で合法なCBDのリラックス効果と掛け合わせて、例えばですが、ヨガやリラクゼーション系のお店のメニューのひとつとして、CBDの吸引等は当たり前に行われていくようになると思います
また、ジムのプロテインバーでも筋肉痛の軽減を目的に大麻が入ったプロテインドリンクが提供されるかもしれません
CBDの展開の方が先だと思いますが、もし、日本で完全に大麻が合法になった場合、前述のテトラヒドロカンナビノール(THC)が入ったエナジードリンクやプレワークアウト製品をメーカーはこぞって発売すると思います
大麻に限らずサプリメントや健康食品全般に言えることですが、効き目は個人差があります
例えば、カフェイン、カフェイン耐性が強い人もいれば少量のカフェインで眠れなくなってしまう人もいます
これは、あくまで一例ですが、大麻も同様
もし活用する場合、あなたの身体に合うのか、どの程度の効果が出るのか、一番効果の高い摂取量やタイミングをしっかりと試してみたうえで活用してみてください
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