・セカンドボディ(2nd body)の特徴は?
・セカンドボディ(2nd body)以外に選択肢はある?
ダイエットのためにパーソナルトレーニングに申し込むもサービス内容などが不十分/割高であったり、リバウンドしてしまうケースは非常に多いです
著者の周囲でこうした人たちを何人も見てきました。
そこでこの記事では、ルネサンスのセカンドボディ(2nd body)のプログラムの妥当性を考察します。
・セカンドボディ(2nd body)のプログラムで痩せることは可能・低糖質プレートや検査キットなど他サービスの連携している分費用は割高・他のフィットネス系サービスと料金面なども比較すべき
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セカンドボディ(2nd body)のサービス概要
「2nd Body」のサービス紹介ページを見る限りは、運動と食事双方向からのアプローチしていく手法でダイエット/ボディメイクでは非常にベーシックな内容だと思います
【セカンドボディの謳う3つのメソッド】
①筋量を増やすため高精度トレーニング
②高たんぱく/低糖質プレートの活用(栄養摂取戦略)
③たんぱく質摂取量把握のための検査キットの導入
3つのメソッドをそれぞれ順番に考察していきます
セカンドボディのメソッド:筋量を増やすため高精度トレーニング
個人の筋力レベルに合わせて、正しいフォームを指導します。
適切な負荷・回数・速度・可動域に至るまで徹底的にトレーニングの精度を高めます。メリハリを効かせたい部位に対して、効果的かつ効率的なトレーニングを実践していきます。
目的がボディメイクとダイエットなので、トレーニングメニューの内容は多関節運動を中心とした筋肥大向けのメニュー(筋持久力や筋力ではない)が組まれることになると思います
そして、週に2回のマンツーマントレーニングということを考慮すると、上半身と下半身で分けるのだと推察します
担当トレーナーによる効果的かつ効率的な高精度トレーニングを唱っていますが、パーソナルトレーニング形式である以上、負荷、回数、速度等について適切な指導がなされるのは当たり前かと思います
ただ、可動域についても言及しているところが個人的には気になります
本当に可動域までも考慮するのであれば、筋トレだけでなく、ストレッチ、筋肉自体をほぐす施術や整体、関節調整が必要になります
このようなボディメンテナンスをやって、初めて最大限に近い可動域を確保できるようになります
可動域を広げるメンテナンスまで込みの指導であれば「効果的かつ効率的な高精度トレーニング(ができる)」と言えるでしょう
セカンドボディのメソッド:高たんぱく/低糖質プレートの活用
忙しい日常に、週2回のトレーニングと日々、食事マネジメントが必要になります。極力、ご負担を抑えていただくために、noshという高たんぱく低糖質プレート(1日1食分のお食事)をご用意しました
「ルネサンス」が提携しているナッシュ株式会社が展開する食事配送サービス「nosh(ナッシュ)」を利用できるということですね
たしかにメニューを見る限り糖質は1桁~多くても20gちょっと
また、管理栄養士の方が栄養価を評価されているため塩分量も考慮されている印象を受けます
味についても、調理はシェフが行っているようなのである程度は保証されるでしょう
問題は脂質
例えば、
チキンのバジルオイル焼きは、脂質35.8gでタンパク質が33.0g
他、例えば、塩糀(塩こうじ)鯖の和プレートは、脂質34.0gでタンパク質が19.8g
バッファローチキンは、脂質31.1gでタンパク質が16.3g
などなどわりと脂質多めのメニューです
20g以下のタンパク質を採るのに、脂質30g超えはちょっと残念ですね
同じようなサービスなら、「Muscle Deli(マッスル デリ)」の方が断然オススメです
(サイトでは食事プランの診断ができます)
目的別に宅配する食事メニューの構成栄養素が異なっており、以下のようにダイエット/ボディメイクに特化したプランが用意されています
エネルギー
/ 350〜450Kcal
タンパク質
/ 30〜40g
糖質
/ 35g以下
脂質
/ 15g以下脂肪を減らしながら体を引き締めたり、筋肉をつけたい女性向けの食事プラン。
ダイエットやボディメイクをしたい女性にオススメ。
繰り返しになりますが、「2nd Body」の採用している「nosh(ナッシュ)」は、確かに低糖質かもしれませんが、高たんぱくかと言われると微妙ですし、脂質多めです
なので、栄養摂取戦略という点での評価は低いと言わざるをえません
わざわざ宅配してまでダイエット中に摂取する食事ではないでしょう
セカンドボディのメソッド:たんぱく質摂取量把握のための検査キット
メリハリあるボディメイクには、栄養摂取戦略の中でも、特にたんぱく質の摂取がカギ。感覚的に充分だと思っているたんぱく質摂取量を確信に変えるため、「VitaNote」という検査キットでチェックします。
ビタミン、ミネラル、たんぱく質、酸化ストレスなど15種類の栄養素についての吸収量、過不足を把握できる尿検査キット「VitaNote」をトレーニング期間に活用するようです
正確な現状把握という意味では賛成です
下記の図のように各栄養素の過不足が視覚化されるのでそれを元にご自身で食事を見直せます
ただ、「2nd Body」では、主にたんぱく質摂取量把握のためにこのキットを導入する点がややオーバースペック気味に感じます
例えばですが、NSCAでは1日に必要なタンパク質の摂取量の目安について下記のようなガイドラインがあります
一般成人:体重1㎏あたり0.8g
例)体重50㎏なら40gのタンパク質摂取を目安とするとよいということです
一般アスリート:体重1㎏あたり1.2g~2.0g
こうした基準値を活用することで、ある程度知識のあるトレーナーさんであればタンパク質の推奨摂取量はアドバイスできると思います
また、タンパク質を重視するのあれば、過不足の見直しができるツールの提供ではなく、プログラム代金の中にトレーニング期間2か月分のプロテインの提供をした方がダイエットに対するコスパがよい気がします
ですので、「VitaNote」はタンパク質摂取量を図るという目的ではなく、それ以外の各栄養素についての見直しに活用すべきです
栄養バランスの見直しが目的であれば、「2nd Body」に加入しなくても公式サイトから購入できます
まとめ:セカンドボディ(2nd body)のサービス概要
「2nd Body」が謳っている3つのメソッドの考察をまとめると下記の通りです。
①筋量を増やすため高精度トレーニング
→トレーニングの質はパーソナルトレーニングであれば当たり前に担保すべきレベル(普通)
但し、整体や関節調整等のボディケアもしてくれるのであれば、トレーニングの質も向上するし価値は大きい
②高たんぱく/低糖質プレートの活用(栄養摂取戦略)
→「2nd Body」が採用している「nosh(ナッシュ)」が配達する食事は高たんぱくかと言われると微妙
何より、脂質多め
ダイエット中なのであれば、「Muscle Deli(マッスル デリ)」の「LEAN(減量用)プラン」の方が断然オススメ
③たんぱく質摂取量把握のための検査キットの導入
→検査キット「VitaNote」の結果をタンパク質摂取量の目安だけに活用するのは勿体ない
「他栄養素の過不足を把握する」という意味ではアリなので単品購入がオススメ
【総括】ルネサンスのパーソルトレーニング「2nd Body(セカンドボディ)」の評価
・ダイエット/ボディメイクという観点では、サービス内容にそこまで特質すべき点は無し
・17回のパーソナルトレーニングと他サービス(宅配/検査キット)もついて税込み25万は相場と言えば相場
・「意志力が弱く管理(ある程度の強制も有)されないと運動も食事改善も続けられない」という方は検討してみてもいいかも
※但し、ダイエットアプローチとしてはベーシックなものなので他サービスも比較検討するといいと思います
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