- 「NSCA-CPTの資格って独学でとれるの?」
- 「独学の場合にかかる期間と合格率が知りたい!」
- 「独学にデメリットはある?」
「自分が独学に向いているか」や独学の注意点を知らずに遠回りしてしまうケースは非常に多いです。
本記事では、NCSAの資格を独学で取る場合の平均的な期間や合格率から独学で取得できる人の特徴までまとめて解説します。
この記事を読めば、あなたがNSCAの資格を独学で取れるタイプなのかどうかがわかるので、資格取得を目指すための具体的なアクションを起こせます。
【結論】かかる期間や合格率を気にしなければNSCAの資格は独学でも取得可能
- 「独学でNSCAの資格をとれる人の条件(※)」を満たした場合
期間:約11か月/合格率:約70%
※出題傾向や各種手続の把握/過去問入手/実技指導 など - 教科書のみでのゼロからの勉強スタートの場合
期間:約1年2か月/合格率約:50%
- NSCA認定資格取得支援スクールへの投資もあり
期間:3か月~/合格率:90%以上
もし、自己投資するなら自信を持って紹介できる「2か月で資格取得が可能なオンライン個別授業型のトレーナー育成スクール」をご覧ください。
NSCA-CPTは独学で取れる?
まったくの未経験や初心者でもNSCA-CPTの資格を独学で取得することはできます。
CSCS も同様です。
必要な教材類を揃え、的を絞った勉強を行い、それを継続すれば、自学自習で取得できます。
実際、著者のまわりにも6名ほど独学で資格取得した人がいます。
もちろん、一発合格できる保証はありませんし、独学への向き不向きもあります。
独学でNSCAの資格をとれる人の条件
以下をすべて満たせる人は、独学でNSCAの資格を取得できる確率が高いです。
- 出題傾向の把握
- 過去問の入手
- 試験申し込み/資格取得条件の正確な把握
実際、上記3つをすべて満たした人の平均的な独学期間は11か月、合格率は70%ほどです。
加えて、「NSCA-CPT受験用問題集セット」と合わせて独学した場合の期間は9か月、合格率は80%。
問題集の中から出題されるとは
限りませんが、試験範囲や傾向が
つかめるため学習期間を短くできます
独学でパーソナルトレーナーの資格を取得した人の口コミ
実際に独学で認定パーソナルトレーナーの資格を取得した人の口コミを紹介します。
既に資格を取得した人から教科書や問題集がもらえたので、かかったのは受験費用だけでした
試験問題についても、その人の記憶を頼りに教えてもらって、1年くらいでなんとか受かることができました
教科書の例題は試験対策にならないので、問題集や過去問の入手は必須です
筋トレ好きとかはあまり関係がなく、出題傾向さえつかめれば何とかなる
ただ、申し込み方法とか資格取得条件を調べるのが大変。。
初回は教科書を中心に独学
1回目の受験は基準点が取れず失敗
一発合格したいなら独学はやめた方がいいかも
やはり、以下がポイントになっています。
- 試験問題の傾向把握は必須
- 申し込み方法や資格獲得条件などの把握も必須
- 独学での学習期間は1年ほど
1回目は試験に落ちている人がいることからも、学習の進捗度合いと試験を受けるタイミングの見極めが必要です。
独学でNSCAを取得する自学自習のポイント
独学でNSCAを取るには、いくつかポイントがあります。
- NSCAの教科書のみで独学しない
- 教科書は画像もチェック
- 公式情報も見る
- ジャーナルの内容にも目を通す
- 模擬問題を中心に解く
NSCAの教科書のみで独学しない
NSCAの教科書の内容を頭にいれることは必要ですが、教科書のみでの独学はやめた方がいいです。
実際、教科書のみで独学した人の独学期間は、約1年2か月、合格率は50%程度まで落ちています。
再受験の場合は同額の受験料が発生する
NSCA-CPTの受験費用には45,200円のお金がかかります。
NSCAの場合、2回目の受験も同額の費用がかかります。
単純計算で10万円ほどになるため、「金銭的な負担」という意味でも一発合格したいところです。
NSCA取得には時間がかかる
NSCAの出題範囲は広く、その勉強にも相応の時間が必要です。
つまり、資格取得までの時間もかかります。
2年ほど独学している人もいますが、その分トレーナーとして活動が後ろ倒しになっています。
それは機会損失以外の何ものでもありません。
つまり、出題傾向の把握は必須ということです。
基礎知識がほぼない状態で教科書だけでの独学が難しい理由は、その中身にあります。
教科書「NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識」のボリュームは、極めて膨大です
具体的には、ページ数は
731ページ、厚みは4㎝
ほどにもなります
イメージが湧くように、NSCAの教科書の中身を(内容は伏せた状態で)ご紹介します。
ご覧の通り、ページのほとんどが文字でおおわれています。
重要な用語は太字となって
いますが、この太字の暗記のみ
では試験には受かりません。
教科書の各章の最後には例題が5問ほど掲載されています。
しかし、例題は、実際の試験問題とはかけ離れているため試験対策にはなりません。
教科書だけの独学は効率が悪いので、少なくとも問題集とセットで学習しましょう。
教科書の図解や写真もチェック
教科書で抑えるべきは、太字や赤字だけではありません。
エクササイズのやり方を解説した写真や画像もチェックしましょう。
NSCA会員限定コンテンツも見る
ジャーナルの内容にも目を通す
余裕があればジャーナル(機関誌)にも目を通しておくとよいでしょう。
ジャーナル内で取り扱っているテーマに関連する出題実績もあります。
模擬問題を中心に解く
実際に模擬問題を中心に解きます。
できれば、本番試験と同様の出題形式の問題や出題実績のある、あるいは類似問題を解くのが望ましいです。
NSCA専門学校への投資も視野に入れる
- 「過去問も入手できないし、独学は不安…」
- 「挫折しないためにも確実に一発合格したい」
- 「はやく資格をとってトレーナーとしての活動をはじめたい」
こうした方には、パーソナルトレーナーの資格取得支援を行うスクールへ通うことを提案します。
なぜなら、優良なトレーナー育成スクールの場合、平均の学習期間は3か月~6か月程度、合格率も90%以上だからです。
いくつかのスクールのカリキュラムや内情を知っていますが、費用やサポートが良心的で、オンライン指導にも対応している「ASPトレーナースクール」は自信を持っておすすめできます。
詳しくは、「2か月で資格取得が目指せる個別指導型トレーナー育成スクール『ASPトレーナースクール』の紹介」をご覧ください。
>メリット引用
独学でNSCAの勉強をした人の挫折理由
独学でNSCAの勉強をすることは可能です。
しかし、著者の体感では以下の理由から2人に1人が挫折しています。
- 学習範囲が広く的が絞れない
- 不明点の相談先がない
- 受験のタイミングが掴めない
- 勉強のモチベーションが続かない
学習範囲が広く的が絞れない
1つ目の理由は、学習範囲が広すぎること。
NSCAの試験範囲はとても広く、教科書は730ページを超えています。
独学だと学習のポイントが絞れないために挫折してしまう人は多いです。
独学だと不明点の相談先がない
続いての理由は、学習中に出てきたわからない点の解決がしづらいことです。
計算問題はもちろん、解釈が別れるような問題も多く、有識者に聞いて解決することもあります。
独学の場合、不明点はすべて自分で解決しなければなりません。
「ネットで調べてもソースが怪しい情報も多く、苦労した」という話はよく聞きます。
受験のタイミングが掴めない
学校の入試などと違って、NSCAの受験タイミングは自分で決めます。
独学だと、どのくらいの力が付いているのかを客観的に判断しづらいです。
実際、「いつまでも受験に踏み切れない」という知り合いを何人も知っています。
勉強のモチベーションが続かない
NSCA-CPTの学習のモチベーションが続かずに、挫折してしまう人も多いです。
以下のような理由から、途中で投げ出してしまうケースです。
- そもそも勉強の仕方がわからない
- 独学が得意なタイプではない
- 目新しい専門用語など不明点が多すぎる
独学で挫折した人の口コミ
独学で取ろうとしていたけれど、3ヶ月で挫折。スクール探し中…
これまで独学で何かを成し遂げてたことがないため、教えてもらうことにした
NSCA-CPTを独学する際の注意点
NSCA-CPTを独学する際の注意点を解説します。
教科書は最初から全て読まない
NSCAの公式テキストを最初から全て読む必要はありません。
なぜなら、出題傾向が特殊なためです。
よく出る章などを重点的に勉強すべきです。
NSCA-CPTの資格試験の概要は、以下の通り。
NSCAの出題傾向
NSCA-CPTの資格試験の概要は、以下の通り。
試験について | 内容 |
試験方式 | 3択 |
試験時間 | 3時間 |
試験場所 | 任意のテストセンター |
受験料 | 46,000円税込み |
NSCA-CPTの資格試験の特徴は、3択形式にもかかわらず、多くの問題で紛らわしい選択肢が存在することです。
試験は、3つの選択肢から解答を選ぶ3択式です。
NSCA資格認定試験はコンピュータベース試験を採用しています。これは、紙と鉛筆を用いて試験をおこなうのではなく、コンピュータ上で試験をおこなう方法です。コンピュータの画面上に試験問題と選択肢が表示されるので、画面上で解答を選択してすすめていきます。
NCSAジャパン 試験の方式
にもかかわらず、以下のとおり、出題範囲はとても広く、問題数も155問と多いです。
3時間で155問の回答を終えないといけないため、1問あたり、1分16秒で回答する必要があります。
出題範囲 | 問題数 | 配分(%) |
クライアントに対する面談と評価 | 32 | 25% |
プログラムプランニング | 45 | 31% |
エクササイズテクニック | 43 | 31% |
安全性、緊急時の手順、法的諸問題 | 20 | 13% |
ノンスコアード問題 | 15 | -(採点対象外) |
合計 | 155 | 100% |
学習のポイントを絞って試験の
対策をしないと、あっという間に
時間が無くなってしまいます
受験手続きを把握する
独学をしていると勉強だけに囚われてしまいがちですが、手続き方法もしっかり把握しましょう。
せっかく勉強しても然るべき手続きを踏まないと試験は受けられません。
- NSCA会員であること
- 学歴証明の提出
- 有効なCPR/AED認定の保持(取得後1年以内)
上記の後にテストセンターを予約する必要があります。
実技・コミュニケーション力も磨く
独学というと、どうしても「机に向かって自習する」というイメージがあります。
しかし、NSCAはトレーナーの資格です。
学んだエクササイズの実践やクライアントとのコミュニケーション力を磨くことなども意識しましょう。
独学では取れない可能性もあることを理解する
前述のとおり、独学の場合、勉強期間は長くなり、合格率は落ちる傾向にあります。
「数ヶ月で独学で取得した」という人もいますが、以下の理由からそれがそのままあなたに当てはまるわけではありません。
- 独学の向き不向き
- 自頭のよさ
- 持っている情報量の違い
- 継続力
実際、数年独学で勉強して試験に落ちている人も大勢います。
独学でNSCAが取れない可能性もあることを十分に理解し、覚悟する必要があります。
まとめ:自分はNSCA-CPTを独学で取れるタイプか見極めよう
NCSAの資格を独学で取った人たちの学習期間、合格率から独学で取得できる人の特徴を解説してきました。
条件さえ満たせば、時間はかかりますが、NSCAは独学でも取れます。
しかし、それには以下のようなリスクがあることも念頭におくべきです。
- 金銭・時間的リスク
- 挫折する可能性がある
- トレーナーとしての活動スタートが遅くなる機会損失
「自分は独学でNSCAを取れるタイプなのか」「独学でうまくいかなった場合のリスクを許容できるのか」は慎重に検討した方がいいです。
少しでも不安があれば、後悔しないようにスクールの利用も検討しましょう。
著者はスクールに通い、NSCA-CPTを
取得しました。早期取得できたので
スクール費用も回収できています。
実際に見聞きしたり、評判を聞いてきた中でのおすすめは、「2か月で資格取得が可能なオンライン個別授業型のトレーナー育成スクールレビュー」で紹介しています。
遠回りして出遅れてしまわないために、チェックしてみてください。
【結論】かかる期間や合格率を気にしなければNSCAの資格は独学でも取得可能
- 「独学でNSCAの資格をとれる人の条件(※)」を満たした場合
期間:約11か月/合格率:約70%
※出題傾向や各種手続の把握/過去問入手/実技指導 など - 教科書のみでのゼロからの勉強スタートの場合
期間:約1年2か月/合格率約:50%
- NSCA認定資格取得支援スクールへの投資もあり
期間:3か月~/合格率:90%以上
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