筋トレ時のコンプレッションタイツ(CW-X)の効果と着用時の注意点

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筋トレ時のコンプレッションタイツ(CW-X)の効果と着用時の注意点

 

突然ですが、ジムでどんな格好でトレーニングしていますか?

 

 

多いのはTシャツ&ハーフパンツの組み合わせだと思います。

夏場はタンクトップ、冬はスウェットの方も見かけたりします。

 

 

今日は、筋トレ中のタイツ着用のススメ(と注意点)について

 

 

【この記事を読むと…】

 

・ジムでの筋トレ時、と筋トレ後に(コンプレッション)タイツを身に付ける”機能的”必然性がわかる

 

・(コンプレッション)タイツ/スパッツの着用における注意点がわかる

 

 

 

念の為、最初にこのコラムの信頼性について書いておきます。

 

コラム記事を書いているの僕は、NSCA-CPT(※NSCA認定パーソナルトレーナー)の資格保有者であり、

運動生理学、栄養学、解剖学(かいぼうがく)などの専門的な知識を有しております。

 

 

健康と体力のニーズに関して、評価・動機づけ・教育・トレーニングや

コンディショニング全般の指導を行う、優れた専門的能力をもつ人材を認定する資格です。

指導対象者はアスリートだけでなく、年齢・性別・経験を問わず幅広い層に対してトレーニング指導を行います。

そのため、NSCA-CPTはトレーニングの知識に加え、医学的、運動生理学的な専門知識とトレーニングの指導技術が必要となります。

出典元:https://www.nsca-japan.or.jp/exam/certification/

 

 

その他、本サイトのポリシーはこちらからご覧ください

 

 

 

1.(コンプレッション)タイツの機能的側面

 

色々調べてみたのですが、疲労回復目的のための筋トレ”後”の(コンプレッション)タイツ着用については、以下のような効果が認められているようです。

 

 

・筋肉の炎症抑制

 

・血中乳酸の除去

 

・筋損傷抑制  ※筋損傷の関節指標である血中クレアチンキナーゼ濃度上昇の抑制

 

 

 

 

但し、トレーニング種目が、伸張性筋活動(ダンベルをおろすなど、筋肉にストレッチがかかっている状態)であり、かつ、アイシングもした場合、という条件付き

 

 

ちなみに、上半身の筋トレ後の着用についてはあまり意味がなかったようです。

 

参照論文:

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23302134

https://kaken.nii.ac.jp/ja/file/KAKENHI-PROJECT-15K12660/15K12660seika.pdf

 

 

 

上記は、あくまで筋トレ後の着用についてなので、筋トレ中の効果も探ってみたのですが…

 

 

ランニング等の有酸素運動について効果があるという情報は出てくるものの、筋トレ”中”の着用については

あまり明確な結果が出ているものがなかったため引き続きウォッチしていきたいと思います。

 

 

 

そこで、今回は複数の(コンプレッション)タイツを履いて様々な脚トレを実施してみた結果どうだったのかをご紹介できればと思います。

 

 

 

結論、一番効果を実感したのは、

CW-X GENERATOR®MODEL(株式会社ワコール )を

着用して、行うフロントランジ(Front Lunge

でした。

 

フロントランジ(Front Lunge)の注意点は、

前に出した脚の膝がつま先より前に出ないようにすること

と二―イン(膝が内側に向く)/二―アウト(膝が外側に向く)を

しないことですが、タイツ(CW-X GENERATOR®MODEL)を

着用した場合は、そうでない場合と比べて、

脚を前に出しはじめてから、膝を曲げ、

腰を落とす動作が非常にやりやすくなりました。

 

ランジは、動作中に体が左右に

ブレないように臀部の筋肉で

バランスをとる必要があります。

 

特に、中殿筋が弱いことで

骨盤帯が不安定になり、その結果、

二―イン/二―アウト、という現象が

起きやすくなります。

 

しかし、CW-X GENERATOR®MODELは、

中殿筋含むおしりの筋肉までを

テーピングという観点でサポートしてくれる優れモノ

 

このため、骨盤帯が安定して、

脚を前に出す際に左右に

ブレづらくなるのだと推察されます。

 

なお、着用の際には、腰の上くらいまで

引っ張り上げて履くと効果を実感しやすいと思います。

 

CW-Xはいくつか種類が出てますが、

臀部までサポートしてくれるのは

GENERATOR®MODELだけ。

 

画像引用元:https://www.cw-x.jp/about/#tights

 

ちょっと高くても効率的なトレーニングを

したいということであれば、

購入の価値は十分にあると思います。

 

※あくまで個人の体感ですので、その点はご容赦ください。

 

 

もちろん中殿筋強化のための

ヒップアブダクション(Hip Abduction)や

アウターサイ(Outer Thigh Machine)といった

種目も平行してやりましょう。

 

2.(コンプレッション)タイツ着用における注意点

 

いろんなサイトで高評価を得ていたり、

ランナーにとっては、着用が常識となっている

と言っても過言ではない(コンプレッション)タイツ

 

良いことばかりとは限りません。

 

独立行政法人国民生活センターからの

消費者への呼びかけでは、

タイツの圧が大腿部や膝にかかることによって

脚の毛細血管や動静脈が圧迫され、血流障害を招く

と注意喚起がなされています。

 

また、特に(コンプレッション)タイツ着用時に

しゃがむ姿勢をとったときに

脱酸素化ヘモグロビン量の増加や

酸素化ヘモグロビン量の減少がみられ、

静脈血が足に停滞しやすくなる可能性等も示唆されています。

 

(コンプレッション)タイツ着用状態で、

長時間スクワットをするのは危険かもしれません。

 

購入、着用の注意点は以下の通りです。

・自分にとって適正なサイズを選択する

 (特にきつすぎる場合は注意!)

・(過剰な圧が身体にかかることを避けるため)

 ハイソックスなどの他の加圧製品との重ね履きをしない

 

参考)加圧を利用したスパッツの使い方に注意!

http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20110408_1.pdf

 

僕の場合は、毎回(コンプレッション)タイツを

着用するのではなく、週1回だけにして、

かつ、トレーニング中の着用に限定しています。

 

また、(コンプレッション)タイツ着用の際は、

丈の短いショートソックスを履いて

ふくらはぎが締め付けられないようにしてたりします。

 

 

■まとめ

適度な圧が筋肉等をサポートして運動をしやすくする機能を持つ(コンプレッション)タイツ

 

一方で、その圧によって

下肢の血流障害を招く恐れがある

 

そのため、自分に合ったサイズを選ぶこと、

そして、利用頻度等に注意する必要がある

 

といったところでしょうか。

引き続き効果等について、情報収集していきたいと思います。

 

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